FAQ

セッション回数は決まっていますか

セッション回数には個人差がありますので、最初に「何回セッション」と決めることはありません。セッションしつつご相談しながら決めていきます。

  

抱えているトラウマの深さ、自律神経の状態や体調、現在の生活環境(仕事・家族・住環境など)によって、必要となるセッションの回数が変わります。

  

ご本人のこれまでのトラウマとのかかわり方にもよります。精神科や心療内科などの医療機関の受診歴、心理療法やカウンセリングを受けた経験があるかどうか、そのほかの治療を受けてきたかどうかなどにも影響される場合があります。

  

また「ご本人がセッションに何を望むか」によっても変わります。今とりあえず気になっている悩みを解決できれば良しとすることもあれば、人生や生き方と向き合うために全身的にトラウマと向き合いたいという場合もあり、それにあわせて必要なセッション回数が決まっていきます。

1回のセッションでも効果がありますか?

1回のセッションでも変化を感じていただけます。

  

ただしその変化は、決して劇的なものではありません。

  

トラウマワークは「少しずつが良い」とされています。劇的なカタルシスを得られるようなトラウマ治療は、元に戻るのもあっという間です。また、大きなトラウマを一気に治療しようとすると、そのトラウマにご本人が圧倒されてしまう場合もあります。急激に変わろうとすると、(ご本人が頭では治療を望んでいるとしても)トラウマがある状態になじんだ神経系が強く抵抗することもあります。

  

だからこそトラウマは、毎回少しずつ少しずつ、薄皮を剥ぐように丁寧に進めていきます。そうすると定着しやすく、元に戻りにくく、確実に神経系が変わるからです。

  

特に、幼少期の生育歴にトラウマがある場合、慢性的に・日常的に・継続してトラウマを経験されている場合には、傷ついたのと同じように「少しずつ時間をかけて継続的に」癒やすことが大切で、一番効果的です。

  

ダイエットとよく似ています。急激に痩せるとリバウンドしやすく、少しずつ着実に減らすほうがその体型を維持しやすいといわれます。トラウマワークも同じです。

セッションの頻度はどのくらいが良いですか?

セッションの頻度にも個人差があります。仕事や家庭のご事情、体調、気分などによりますので、これもご相談しながらになります。

  

トラウマや自律神経にはたらきかけるワークは少しずつ少しずつ進めますので、無理して通っていただくよりは、「継続すること」が何よりも大事です。「少しずつ」「継続すること」により、トラウマではない新しいパターンが心身や神経系に確実に定着するからです。

  

幼少期から長くトラウマを抱えた状態で生きていると、それ自体は生きづらく苦しいことなのですが、一方で「トラウマがある状態になじんでいる」ということもあります。そのためにセッションで調整された状態を一時的に感じられたとしても、トラウマがない状態になじめず戸惑ってしまったり、元のなじみある状態に戻ろうとする力がはたらいたりします。セッションの回数が十分でないうちに中断してしまうと、元の調整不全の状態に戻ってしまうこともあります。

 

また、トラウマを抱えている方の中には「ものごとを続けることが難しい」という人も少なくありません。トラウマの影響でコツコツ継続することが困難になっているのですが、トラウマの癒やしには「トラウマが癒やされた状態になじんで生きていけるようになる」ということがとても大切ですから、「無理なく続けられる頻度」でセッションを受けられることをおすすめします。

 

トラウマが癒やされた新しいパターンに神経系がなじんで定着してくると、間隔をあけることができるようになります。最初の頃は1週間に1度で受けられていた方でも、調整されたパターンが身についてくれば、2週間に1回、1カ月に1回……と間隔をあけていき、最終的には「何かあったらセッションを受けに来る」というように、メンテナンス的にセッションをご利用いただけるようになります。

セッションのために準備することはありますか?

服装などはいつもどおりで大丈夫です。水分摂取のためのお飲み物をお持ちいただいてもかまいません。トイレ、ティッシュ、アルコールスプレーなどはセッションルームのものをご利用いただけます。感染予防などでマスク着用をご希望の方は、配慮しますので事前におっしゃってください。

  

これまでの生育歴やトラウマ経験について、紙に書いてまとめてきてくださる方もいらっしゃいますが、絶対に必要なわけではありません。「当日うまく話せないかも」「いろいろありすぎて何から話せばいいのかわからない」という方は、ご自身のためにまとめておくのはとても良いと思います。メールやLINEで事前に伝えておきたいという方は、そうしていただいてもかまいません。

話すと泣いてしまうかもしれません……

トラウマワークでは、「涙を流すこと」には意味があります。身体の中で凍りついていたトラウマのエネルギーが解放された証です。氷に手を当てるとそこだけ少し溶け出すように、トラウマにワークすれば少し涙が出るのは自然なことです。

  

「誰にも話せなかったこと」を話せたとき、自然に涙がこぼれることもあります。トラウマは、傷つけられた経験であるにもかかわらず、「恥ずかしいこと」としてご本人の中でひっそりとしまい込まれている場合もあります。そのことが長い苦しみにつながることもあります。

  

もちろん、話せなくても大丈夫です。トラウマのできごとについて、詳しく語りたくない、話せないという方には、話さないままでセッションを受けていただいています。それでもちゃんとトラウマをリリースすることができますのでご安心ください。

  

涙をこらえることは、想像以上のエネルギーを使います。うっかり泣いてしまわないように身体にぐっと力を入れて過ごしている人にこそ、セッションルームでは「涙をこらえる必要がない」「力を抜いてもいいんだ」という体験をしていただきたいと思っています。

トラウマかどうか、自分ではよくわからないのですが。

トラウマにはいろいろな種類があります。

  

毒親や虐待の被害を受けたり愛着の問題を抱えている発達性トラウマや、自然災害や事故の被害に遭うトラウマ、いじめやパワハラなどのトラウマなど、「トラウマ」と聞いて想像する以外にも、いろいろなトラウマがあります。社会的トラウマ、民族的トラウマ、戦争のトラウマ、医療トラウマ、胎児期の周産期トラウマ。ほんとうにさまざまな種類のトラウマがあります。

  

また、ひとつだけのできごとであっても、いくつかのトラウマを重なって受ける場合もあります。そのできごとだけでなく、誰も助けてくれなかった、誰にも言えなかった、恥ずかしかった、急すぎて準備する余裕がなかった、後遺症が残った、などもトラウマの原因になります。

  

こうしたいくつものトラウマは、複雑に絡み合っていることがほとんどですので、ご本人がすべてを把握することはなかなかできません。特に身体の中に閉じ込められたトラウマは、意識できなくなっていることが多いので、「自分ではトラウマかどうかわからない」「自分ではトラウマの影響はないと思う」ということがあるのは自然なことです。

 

ただ、今まさに心身のどこかに不調がある、生活や人間関係がうまくいっていない、なんとなく生きづらさを感じる…という場合には、やはりその背後に何かあります。その「何か」を見つけていくのがセッションですので、よくわからなくてもまずは一度ご相談ください。

他の心理療法やカウンセリングと併用できますか?

大丈夫です。他の心理療法やカウンセリングを受けられている方でも、トラウマワークを受けていただくことができます。

  

ただし、心理療法やカウンセリングの担当者にはあらかじめそのことを知らせておいてください。トラウマワークを受けることで心身の状態が変わりますので、継続中の心理療法やカウンセリングには影響がでます(悪い影響ではありません)。

  

また、いろいろな心理療法やカウンセリング、トラウマワークを同時に受けることで、ご本人として混乱されたり、気力体力が消耗してしまうという場合は、並行しないことをおすすめします。

 

心療内科や精神科に通院中の方は、主治医の許可を得てからお越しいただければと思います。

対面とタッチ、どちらがいいですか?

タッチワークには、ご本人でも思ってもみなかったような深いトラウマにワークできるというメリットがあります。意識できているトラウマだけでなく、記憶の上ではすっかり忘れてしまったけれども身体だけは覚えているようなトラウマが、タッチによって浮上し、処理することができます。

 

頭ではわかっているのになかなか……という方には、タッチワークを取り入れて無意識のブロックを解除していく進め方が良いこともありますので、対面セッションを中心に進めていく場合でも、タッチワークを取り入れていただくことでスムーズに進むことがよくあります。

  

ですが、ご本人に「タッチワークへの抵抗」がある場合には、無理にはおすすめしません。抵抗があるのに我慢したり耐えたりすることは、トラウマに耐えるのと同じだからです。タッチワークに抵抗がある方はそれを尊重し、対面セッションのみで進めます。セッションを続けていく中で「そろそろタッチしてみたいな」と自然に感じるタイミングがあれば、いつでも受けていただくことができます。

タッチワークについて詳しく知りたいです

みのりヒーリングでご提供しているタッチワークは、服を着たままマッサージテーブルの上に横になっていただき、手のひらでそっと触れるようにして行います。

 

力を入れて圧迫したり、マッサージのように揉んだりすることはしません。触れるか触れないかのやさしく繊細なタッチですので、セッション後に筋肉や関節に痛みが出るようなことはありません。

  

とはいえタッチワークはとてもパワフルです。「私にはこんなトラウマがある」と頭で考えていたり記憶として思い出せる以外にも、ご本人でさえ想像もしなかったようなトラウマだったり、言葉を覚える前(0〜3歳)の記憶が浮上することもあります。胎児期や出生時の記憶が出る方もいらっしゃいます。

  

「トラウマに取り組んできたのになかなか良くならない」「トラウマの本やブログをたくさん読んできた」というような、頭で考えることが優位になっている方には、一度タッチワークによるよりソマティックな体験をしていただくことをおすすめしています。

   

このようにタッチワークでは、長い年月、身体の中に閉じ込められていたトラウマが出てきてくれることがよくありますので、セッション後に疲れを感じることはあります。通常は24〜48時間で統合されていきますが、トラウマが深い方の場合はもう少し長く統合に時間がかかることもあります。統合されたあとは心身の不調が楽になります。

初めてですが、予約はどのようにできますか?

ご予約やお問い合わせは、「お問い合わせページ」からお申し込みください。

 

●メール:「お問い合わせフォーム」からお申し込みいただけます。

●LINE:公式LINEに友達登録をしてメッセージをお送りください。

  

48時間以内にお返事を差し上げます。こちらからの返信が届かないという方は、お手数ですがメール受信設定をご確認の上、再度ご連絡くださいませ。

  

お問い合わせの際に、ご自身のトラウマについて詳しく書いていただく必要はありません(書いていただいても大丈夫です)。

支払いはどうしたらいいですか?

セッションの日時が決まりましたら、こちらからお支払い先のリンクをお送りします。

  

●PayPal
●キャリア決済、楽天ペイ
●コンビニ決済、銀行振込み

などをご利用いただけます。

  

お支払いをもってご予約確定とさせていただいていますので、ご注意くださいませ。

PAGE TOP